卓話を開催しました

9月の卓話の記事になります。ぜひご覧ください。
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今回は、総合メディカル株式会社で女性初の常務執行役員としてご活躍の谷川由利子様に
「女性が活躍できる社会に!」と題してお話をしていただきました。
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谷川様は神戸薬科大学で薬剤師の資格を取得後、大阪の製薬会社に就職されましたが、より広く医療に関わる仕事がしたいと考えて、調剤薬局だけでなく医業経営コンサルティングや医師の転職・開業支援など幅広く医療をサポートしていた総合メディカルへの転職を決意。実家のすぐ近くの薬局に地域限定職として入ったものの、1年後薬局長となり、その後、社内の自己申告制度を利用して福岡本社の教育研修部門に異動され、32歳という若さで採用部長に抜擢されたそうです。
その後もグループ会社社長、執行役員と「女性初」のポジションを次々に経験され、今の役職に至っておられます。

企業としての理念もさることながら、「人としてあるべき姿」を何よりも大切にしている総合メディカルについて語られる谷川様は、ソフトな口調の中にも熱い想いが込められていて、「採用の仕事は自分の会社が本当に好きでなければできない」という言葉に、谷川様の自分の仕事や会社に対する深い思いと誇りを感じました。

そして、いよいよ本題の「女性活躍推進」について社会的背景の解説を受け、谷川様が『私のオキテ!』とされている、「仕事への取組み姿勢」について語っていただきました。

「いかに信頼される人になるかが永遠のテーマ」とのことでしたが、それも谷川様がこれまでに年上の部下のマネジメントに悩みながら、謙虚に誠実に一人ひとりの部下と向き合いながら信頼関係を構築してこられたからの言葉でしょう。スピード昇進を果たされながらも、座右の銘でもある「謙虚であること」を常に意識し、「できない」という前に「できる方法を考える」という「プラス思考」を心がけ、「一人の100歩より、100人の一歩」を大切にすることこそ人財育成の要と考えて、部下・後輩に仕事を任せて育ててこられた谷川様は、考え方が非常にフラットで柔軟で、「虫の目、鳥の目」だけでなく、流れを読む「魚の目」も、物事を多面的に捉える「コウモリの目」も備えておられることがわかりました。貴重で豊富な経験に裏づけされた谷川様の言葉は、とても奥が深くて説得力があって、誰もが多くの気付きを得ることができたのではないかと思います。

最後に「男性脳・女性脳」についても教えていただきました。谷川様は「ど真ん中の中性脳」だそうです。『話を聞かない男、地図を読めない女』の中に診断テストがあるそうですので、興味がある方は是非チャレンジしてみてください。