「社会福祉法人JOY明日への息吹 障害福祉サービス事業所 JOY倶楽部」施設長の岡部秀輔さん卓話を開催しました

2023年11月例会時に、「社会福祉法人JOY明日への息吹 障害福祉サービス事業所 JOY倶楽部」施設長の岡部秀輔さんをお招きし、「ソロプチミスト日本財団クラブ賞」の授賞式と卓話を開催いたしました。
JOY倶楽部は、1997年知的障碍者の認可外作業所として誕生、2002年4月社会福祉法人として認可を受けました。2012年からは障害福祉サービス就労継続支援B型事業として、知的ハンディを持って生きる人たちの豊かな人生を支援することを目的に、音楽活動を行う「ミュージックアンサンブル」やアート制作を行う「アトリエブラヴォ」の活動をなさっています。岡部さんは、2023年4月よりJOY倶楽部の施設長を務めていらっしゃいます。

今回の卓話は、「コロナ禍におけるJOY倶楽部」というテーマで講演をいただきました。
コロナ禍から学んだこととして、「風評に惑わされない冷静な判断力」や「JOY倶楽部の利用者にとって、JOY倶楽部は大切な場所であるということ」などをお話しいただきました。
その背景には、様々な苦悩がありました。2020年コロナ流行初期、「変化」が苦手なJOY倶楽部利用者に対して「新型コロナウイルス」を伝えることに窮したことや、「JOY倶楽部の保護者から感染者が出た」という噂で鳴りやまない電話対応に追われたことなどがあったそうです。そんなコロナ禍での施設運営は、JOY倶楽部をやむなく休所にしたり、利用者が自宅でできる支援プランを立案するなど苦慮の中、「そのうち良い時代が来る」と信念を持って対応されていたことを伺いました。
緊急事態宣言が明け、来所が再開して泣いている利用者を見て、改めてJOY倶楽部は大事な場所であることを実感したことを伺い、通常の生活に近づいた現在の暮らしの幸せを感じました。

卓話後は、講師と会員・ビジター参加者の方との茶話会を開催いたしました。JOY倶楽部の演奏動画も拝見しながら、質問や感想など和やかにお話しいたしました。
岡部さんのお話を伺い、改めて私たち自身もコロナとの長い闘いを振り返ることができました。今後も私たちはJOY倶楽部を応援していきます。益々のご活躍をお祈りいたします。

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